
人によって髪の毛の伸びる速さが異なります。
すぐに伸びる人もいれば、髪の毛がなかなか伸びない方もいて、個人差があります。
この髪の毛の伸びる速度と薄毛は関係あるのでしょうか?
髪の寿命と薄毛の関係
髪の寿命はどれくらい?
一般的に、髪の毛は短くて2年、長くても7年ほどで抜け落ちていきます。
1日に抜ける髪の毛の量は、通常50〜100本といわれていますが、その寿命には男女差や年齢差も存在します。
女性ホルモンであるエストロゲンの影響で、女性の方がより髪の寿命も長いのです。
髪の寿命と薄毛
加齢によりホルモンの分泌が年々抑えられていき、30代後半付近から、徐々に髪の寿命は短くなっていきます。
寿命が短くなればなるほど、薄毛の症状は進行していきます。
その原因としては、髪の毛には髪が生え伸びていく成長期や、抜け落ちていく休止期といった期間を循環するヘアサイクルが関係しています。
ヘアサイクルが乱れることにより、抜け毛が悪化したり、発毛の遅れが生じたりし、髪はどんどん短命になってくるのです。
ヘアサイクルと薄毛の関係については、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
▶︎ 薄毛はヘアサイクルの乱れから!ヘアサイクルについて詳しく解説
ヘアサイクルの乱れの原因となるのは、不規則な生活や日々のストレスなど、生活習慣が大きく関係しています。
ストレスを程よく発散させ、早寝早起きに努め、決まった時間に栄養があるものを食べる生活は、健康な状態の頭皮に導き、本来の髪の寿命を取り戻すことにも繋がります。
薄毛の人は髪が伸びるのが速い?
髪の毛の伸びるスピードは、日本人の場合、平均1カ月あたり1cmほど、年間にして約12cmと言われています。
ただ、個人差の影響により速度は、人それぞれ異なります。
個人差の影響はありますが、その違いは1年に数センチ程度しか変わりません。
そのため、薄毛になり始めた方もそうでない方も、髪の毛の伸びるスピードには、大きな影響を及ぼしません。
伸びる速さの個人差の原因と薄毛予防
個人差の原因として、主に4つの要素が考えられます。
- 髪の毛に栄養が行き届いているか
- 頭皮の血行が促されているか
- 規則正しい生活ができているか
- 遺伝による影響
最初に、髪の毛に栄養が行き届いているかどうかはとても大切なポイントです。
髪も栄養が不足すると成長が滞り、たんぱく質・ミネラル・ビタミンをバランスよく摂取し、ヘアサイクルを整えることにより、髪の毛はしっかり伸びてきます。
また、頭皮の血行がどれほど循環しているかも関係しています。
毛細血管を通じ、髪に栄養を送り届けるのが血液です。
いくら栄養豊富な食事を心がけても、血流が滞っていては台無しです。
毎日、頭皮マッサージをするなど、日ごろから気を付けていくことも大切です。
規則正しい生活も、薄毛に関連しているのはよく知られています。
睡眠時間や食生活、精神状態など様々な影響を受けています。
薄毛予防のために気をつける生活習慣について、こちらの記事をご覧ください。
▶︎ 薄毛にならないために注意すべき4つの生活習慣を意識していますか?
最後に遺伝による影響も菅がられます。
遺伝は、髪の毛の伸びる速度だけでなく、薄毛のなりやすさも影響します。